薔薇を描く (その1)
皆さんこんにちは^^
今回は「薔薇」です。
僕は花を描く時、咲いている状態をそのまま描くのではなく、
良いなと思う花、アングルを個別にスケッチしたり、写真を
撮ったりして、それを勝手にレイアウトしています。
つまり、薔薇のイイとこ取りです・・。今回は大輪の薔薇を
数輪画面に配置し、描いてゆきます。薔薇の取材場所は
鎌倉の由比ガ浜にある「鎌倉文学館」です。
昨年の10月末に咲いていた形のよい薔薇をデジカメで
パチパチ、ラフスケッチも少々、それを基にの制作です。
f0006171_9493464.jpg
落ち着いた雰囲気のばら苑。鎌倉文学館の薔薇は
大輪が多い。
全画像をクリックしてご覧下さい。拡大画像が表示されます。 

薔薇を描く (その1 塗り始め、塗り重ね) 

下絵を描きます
まず資料(デッサンや現地で撮った写真)を参考にしながら、
画面のどの位置にどの薔薇を配置するかを決めます。
配置がきまったら、2Hの鉛筆を使い力をいれず、淡い線で
花や葉を描いてゆきます。鉛筆で大体描き終わったら、
面相筆(極細の和筆,色は淡い赤茶)で描いています。
筆で線を描いたら、余分な鉛筆線は練りゴムで消します。
f0006171_9522756.jpg
花は鮮やかな色のものが多く、鉛筆だと黒い線がちょっと
邪魔になります。赤茶の絵の具線で描くことによって、
彩色した時の色に自然になじんでくれます。
(紙=アルシュ荒目・425×310㎜)


塗り始めます
やはり花が主役、まず花に陰影をちょっとつけて、イメージを
確かめたいというか、その絵の先行きを早く見たいのです。
何輪かの花や葉に色を塗り、絵の雰囲気をつくります。
f0006171_1259979.jpg



全体に塗りすすめます
全体のバランスに注意しながら葉と花を平行し塗り進めて
いきます。花は光のあたる明るい箇所は塗らないように、
葉は暗い部分を中心に塗ります。
(※花びらの陰影は主にぼかしで描いています。)
f0006171_1259452.jpg



バックをにじみで彩色します。
ここまでくると、やはりバックに色をつけたくなります。
彩色したい箇所を水で濡らし、太めの筆でポンポンと置いて
いきます。時々花にもバックと同じ色を置きます。
f0006171_11555528.jpg

f0006171_11551442.jpg
全体に色がついてきました。でもここからが長い・・・。



次回は花や葉の細部を描き込み、一気に完成させたいと
思います。UPは28日(土)ごろです。 ありがとうございました。  


薔薇を描くその2 完成へ


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by suisai1 | 2009-02-22 10:21 | 水彩技法・描き方 | Comments(10)
Commented by マリ at 2009-02-22 13:31 x
息をのむ5枚です。
とても勉強になります。ありがとうございます。
完成までも楽しみです。
Commented by mariachiara at 2009-02-22 17:32
>つまり、薔薇のイイとこ取りです・・。

はい、分かりました!
とりあえず私はデッサンから勉強しないとダメです。
fukuiさんの魔法の手で、真っ白な紙から
薔薇の花束が浮かび上がってくる過程を見てドキドキです。
雲がいいですね。
Commented by fukui at 2009-02-22 21:19 x
マリさん、こんばんは^^
早々のコメント、ありがとうございます。
この後頑張りま~す!

マリさんの、赤い手袋の記事、とても暖かい気持ちになりました。
ささやかな幸せを大事にされる、マリさんの姿勢、そしてブログ、
いつも楽しみに拝見しております。

Commented by fukui at 2009-02-22 21:27 x
mariachiaraさん、こんばんは^^

>とりあえず私はデッサンから勉強しないとダメです。

そう仰ると・・、どうお返事して良いやら・・。

実は僕、結構グータラなんです。こうやって人に見てもらわないと、
描かないんです、ハイ。ありがとうございます!いつも起こしくださり・・。
Commented by 迷えるおじさん at 2009-02-23 14:56 x
こんにちは.

いよいよ花の女王様「薔薇」の登場ですね.
やはり,デッサンの仕方で大勢が決まりますね.
fukuiさんの,この構図,素敵です.
中央は真正面,上は上向き,下は下向き.
「言うは易く,行うは難し」ですね.

彩色はやはり,影の部分からですね.
きっと,この上の重ね塗りで,あっ!!と言わせるのでしょうね.

完成が待たれます.
Commented by fukui at 2009-02-23 15:51 x
迷えるおじさん さん、こんにちは^^
水彩画は後半から時間がかかります。大らかに塗る作業は
前半でお終り、細部の描き込みに入っていくので、見かけは
あまり変わらないワリには時間だけが過ぎていきます。
個展まであと2ヶ月、他の作品数点と平行しながらの制作です。
のんびりモードはそろそろ終わりですネ。
Commented by mikatian at 2009-02-23 22:45
うーん、素敵ですね。
福井さんが描いているところをこの目で実際に見てみたいです~!!
何か良い機会があったら教えてください!!是非。
2ヵ月後に個展があるのですか?
Commented by fukui at 2009-02-24 00:49 x
ミカチさん、こんばんは^^
ミカチさんも個展を開催されるのですね、おめでとうございます!
イタリア在住の時の作品ですか?・・貴重ですね。
僕も5月7日から1週間、東京の京橋で開催します。
お互いに遠くて、お逢い出来ないかも知れませんが、
個展のご成功をお祈りしています。
Commented by かがみ at 2009-02-24 10:16 x
ふ~、ほんとに、ゴクリと息をのみます。

何気にバックに色をつけるとありますが、
これがまた、主役以上に難題なんですよね。
やはり、バックは名脇役なんでしょうか。

>>全体に色がついてきました。でもここからが長い・・・。

って、完成かと思いました。。。

>> mikatianさん
水彩画教室にいらしたらよろしいのでは。見学ということで。

Commented by fukui at 2009-02-24 14:57 x
かがみさん、こんにちは。
何気でもないかも知れません。
バックをにじみで彩色するのは、作業としては単純で、それほど
難しくないと思います。でもどの色をどこに置くか・・、それがなかなか
決まりません・・。 青木美和さんという水彩画家は最初にバックを
描きます。 実は、僕にはそれが出来ない!・・、ある程度主役を
描いてからでないとダメなんです。


水彩画家 福井良佑がつづる水彩雑記(水彩&スケッチの描き方・楽しみ方/季節の風景・日記) リンクフリーです                             since11・25・2005        
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