2020年 10月 16日
水彩教室「花々を描く」
今日は私の主宰する「特別水彩画教室2020秋冬」の第3回目を行いました。
教室に沢山の花を配置して、花の写真を撮ったり、デッサンのコツやポイントをお話しまいた。
花のデッサンの主な注意点は、
①線を濃く描かないこと、
②同じ箇所に何本も線を描き入れないで
1本の線で描くこと、
③花瓶にある花を全部描こうとしないで、画面上で
構成するように描く、以上の3点です。
鉛筆の線は水に溶けることをご存知でしょうか。線が濃かったり、多かったりすると、彩色をした
時に水に溶け、グレーにくすみます。折角明るくキレイな色を塗っても台無しです。
特に淡いピンクや黄色などの明るい花は、よほど薄くデッサンをしないと目立ちます。
また、花の数や大きさなどを、その通りに描くと、大抵の場合は画面にキレイに収まりません。
まずは主役となる花を決め、それを中心に構成する気持で描いていきます。主役となる花が
小さかったら少し大きめに描いたり、画面からはみ出すような花があったら、思い切って省いたり、
或いは移動させたりする等の細やかな作業が必要です。
などと解説しながら、デッサンを開始、3時間半余の授業時間はあっと言う間に終了しました。
以下教室の様子と、私が描いたデッサンです。
次回の講座(10/30)では、皆さんが描いたデッサンを基に着彩していきます。