福井良佑の水彩画 Watercolor Terrace

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タグ:描きかた ( 34 ) タグの人気記事

特別水彩教室 2016秋冬 第8回

背景を創作して描く
〜モチーフに似合う背景とは〜
(この講座は2016年1月10日に開講しました)

対象物(モチーフ)を上手に描けたのに、最後の背景で失敗した、という経験はありませんか? モチーフに似合う背景、透明水彩らしい背景などを幾つかご紹介しながら、描いていきます。

以下背景を描く時のポイントや注意点です。
1 実物の背景がよほど良くない限り、描写することをお勧めしたくない。
2 背景を描く手順は最初でも後でもどちらでも良いし、並行して描いても良い。
3 季節を大切に(例=春の背景なら淡い色で)


では、講座で使用した作品や参考作品の一部をご紹介します。


早春をイメージした背景
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「めじろ」 
ウエット・オン・ウェットで背景を描く
1 背景に使う色(4色)を溶く。
2  紙全体を水で濡らす。(注意=大きな平筆で充分に濡らし、時間をかけて平坦になめす)
3 色を塗る・置く


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「梅」
ぼかしで背景を描く
(背景は梅花を描く前でも後でもどちらでも良い。私は最初に描きました。)
1 ある色・箇所を塗り、直に色の周りをぼかす。(注意=平筆で、色から4センチ離れた所から水を塗り始める。→色に近づいていき、色に接触した所でゴシゴシとぼかす。)(注意=花の中に背景の色が入るようにする。)
2 1から離れた箇所を塗り、同じようにぼかす。
3 1と2から離れた箇所を塗り、同じようにぼかす。
4 上と同じ要領で他の箇所をの背景を塗る。



叙情的な背景
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「舞妓」
背景に使う色(上段=・中段=・下段)を溶く。
1上段部分を水で濡らす。上段部分に紫系の色を塗る。塩を蒔く。
2中段部分を水で濡らす。中段部分にピンク系の色を塗る。塩を蒔く。
3下段部分を水で濡らす。下段部分に黄緑系の色を塗る。塩を蒔く。
4舞妓を描く(注意=舞妓の色は下地の色と同系の色で描く。例えば帯の丈夫はピンク系、下部は黄緑系で・・。)



和風の背景1 〜塩を使って背景を描く〜
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「かんざしと櫛」
1 1色を塗る箇所を水で濡らし、1色を塗る→塩を蒔く
2 1と同じ要領で他の箇所の背景を描く


和風の背景2 〜砂子(金箔・銀箔を蒔くこと)を
蒔いたような模様〜

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「言祝ぎ」


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by suisai1 | 2017-01-20 17:07 | 水彩技法・描き方 | Comments(0)

特別水彩教室 2016秋冬 第7回

ペンを使って水彩画を描く
〜線を楽しみながら絵にしていく〜
(この講座は2016年12月13日に開講しました)

今回はペンを使う楽しさやポイントをご紹介する講座でした。

使用するペンは水性で乾くと耐水性になる、通称ミリペンペンと言われるものです。ペン先が0,03~2ミリと様々な太さがあり、描く箇所によって自由に使い分けることができます。

また線だけでなく点や破線、加えてペンを寝かせたり、ペン先を素早く走らせたりすると、「かすれ」た感じになるのも大きな特徴です。そして最大の魅力は水彩の色を濃く塗らなくても良いことです。水彩画を完成させる時に「何か物足りない」とつい色を塗り込めてしまい、暗く淀んだような作品になることがよくあります。そんな時ペンは(その物足りなさを)助けてくれるのです。つまり線や点が程よいアクセントになってくれるので、絵の強さやメリハリが望めます。

以下ペンを使う時のポイントや注意点です。

1 最初は鉛筆で大まかな当たりを取る
(鉛筆を濃く描き過ぎるとペンのインクが弾かれ、上手く描けな いので注意)
2 暗い部分やコントラストの強い部分には比較的太いペン(例=0,5~1ミリ)を使い、明るい部分には細いペンを使う。 
3 彩色した後にペンを使うことがあっても良い。(むしろ無駄に描き過ぎることがなくなる)
4 影部分などに細いペンでガシガシ塗るのも効果的。

では、講座で使用した作品や参考作品の一部をご紹介します。

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「クリスマスイブ(ドイツ・ローテンブルグ)」
季節的なこともあり、この風景を描いている生徒さんが殆どでした。
ペンを多用した部分は=建物の形・鎧戸の木目・石のザラザラ・建物と地面の境目の草部分・屋根瓦の濃い部分(細部)です。(※クリスマスツリーのライト部分にはマスキング液を使用しています。)


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「秋の散歩道(イングランド・コッツウォルズ)」
建物は形や陰影がはっきりしているので、ペンを使うことにそれほど苦はありません。難しいのは背景の淡い(樹木)部分です。ペンが目立ち過ぎないよう細く淡い線や点を描く必要があります。細いペンを寝かせ気味に描くとややかすれ気味の淡い線描くことができます。


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「昼下がり(スイス・ニオン)」
20年前の作品です。アルシュ紙に描きましたが、この紙はペンの線が自然にかすれた様になり、それがとても心地よかったのを思いだします。(私の経験ではアルシュのように硬くて丈夫な紙ほど かすれた線を描ける傾向にあると思います。)


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「晩秋の或る日(パリ・モンマルトル)」
3年程前に下絵として描いた絵ですが、悪くなかったので講座に出しました。ペンを使うと画風がイラスト的というか明るい雰囲気になるのも魅力の一つです。


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by suisai1 | 2016-12-15 14:07 | 水彩技法・描き方 | Comments(0)

特別水彩教室 2016秋冬 第5回

マスキングと塩まきで楽に描く
〜塗りで失敗しないための方法として〜
(この講座は2016年11月14日に開講しました)

水彩画を完成させることは結構大変です。マスキング液をスパッタリングしたり塩を蒔くことで、様々な濃淡や表情を作り、同時にぼかしや重色など苦労を軽減します。


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上段左(紅葉枯葉)=予め使用する色を溶いておく(黄系・緑系・茶系)→ジグソーパズルのように(色を敷き詰めて)色を塗っていく(隣合う色同士が溶け合う/以後にじみBと表示)→乾かないうちに塩を蒔く。

上段中(紅葉枯葉)=黄色を塗る→乾かないうちに赤系・茶系・紫系などの色を置く→乾かないうちに塩を蒔く。
(注意)葉の面積が広いので、葉脈のところで分割して塗る。

下段左(パン)=上部に紫茶系の色を塗る。下部に黄色系の色を塗る。 →乾かないうちに上部に濃い色(こげ茶・紫系)を置き滲ませる/下部にやや濃いベージュ系を置き滲ませる→乾かないうちに塩を蒔く→乾いてから下部を縞状に塗る。

下段中(ドーナツ)=ぼかしで陰影をつける(主にドーナツの下部・中央の穴部分。)
黄系・茶系・赤系の色を作っておき、にじみBでで着彩→乾かないうちに塩を蒔く。

右(クリスマスツリー)=筆の後部(棒部分)にマスキング液を付け、画面にポンポンと叩くようにしてハイライト部分を作る。(ツリーの白く丸い部分)/歯ブラシにマスキング液を付け、それをはじいて画面に付着させる(細かい点々部分をつくる)→にじみBで着彩→マスキング液を指で剥がす。


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by suisai1 | 2016-12-02 17:29 | 水彩技法・描き方 | Comments(0)

特別水彩教室 2016秋冬 第4回

透明水彩を簡単に楽しむ 〜実物の野菜・その他の表情を捉えて描く〜
(この講座は2016年10月24日に開講しました)

野菜や自然物を観察していると、とてもユニークで面白い表情を発見できます。それぞれの野菜に応じて異なる描き方をしていきます。(できるだけシンプルな行程で描きました)


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上(柚子)=ぼかしで陰影をつける→乾いてから柚子の黄色を塗る
中(クワイ)・下(ブラウン マッシュルーム)=にじみで全体に色をつける→細部を描く



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ピーマン・唐辛子=艶部分のハイライトを塗り残しながら着彩→乾かないうちに様々な色を置きにじませる。



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落花生=まず全体に大まかな濃淡をつけて立体感を表現→細部を描く。
松茸=まず滲みで全体に大まかな濃淡をつけて立体感を表現→細部を描く。(必要に応じてぼかす)
むらさき芋=やや淡い紫系の色で全体を塗る。→乾かないうちに濃い色・淡い色・異なる色を置く。




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茄子=茄子の左側にぼかしで陰影をつける。(注意)ぼかす時に右側の輪郭まで水を塗る)/水が乾かないうちに右側下に黄色系の色をにじませる。
→全体に紫系の色をたっぷり塗り(左側暗くしながら・・)/乾かないうちに淡い紫を置きにじませる(するとカリフラワーという模様ができる)
アケビ=まず淡い紫系の色を塗り、乾かないうちに濃い色を置きにじませる。→乾いてから柔らかい筆で全体に色味をつける。




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辛み大根=果肉全体に水を塗り、乾かないうちに色を塗り滲ませる→乾いてからからもう一度同じ作業をして深い色にする。/細部を描く。
親里芋=滲みで全体に色をつける。→細部を描く



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ズッキーニ=淡い緑系の色で全体を塗る/乾かないうちに両端に濃い色(陰影)を置き滲ませる。→乾いてから柔らかい筆で黄色を全体に塗る/乾かないうちに濃い緑系の色で再び陰影や模様をつけ滲ませる/乾いてから細部を描く。



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by suisai1 | 2016-12-02 16:11 | 水彩技法・描き方 | Comments(0)

特別水彩教室 2016秋冬 第3回

キレイな色で描く
(この講座は2016年10月12日に開講しました)

実物の色と透明水彩の色とは天と地ほどの違いがあると言っても過言ではありません。実物の色に囚われず、ある程度自由に色を楽しむことで、透明水彩らしい軽やかな色合いになっていきます。

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鎌倉・浄智寺の灯篭
境内に うっかりすると見過ごしてしまいそうな灰色の灯篭がありました。しかしよく見ると苔が微かに生え、石自体の色もピンクやブルーなどキレイな色が点在していました。それを少しオーバーに捉えて着彩しました。


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鎌倉・浄明寺の石庭飛び石
講座の当日はカラフルなモチーフは避けて、敢えて地味な物を選びました。この飛び石も然りです。でも地味な中にも微かながら多彩な色合いが必ず在るものです。また石の並びにリズミカルな感じがあり、とても楽しく描くことができました。


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ドイツ・ハイデルベルグの塔
基の写真は ほぼ逆光で、陰影の部分は黒ずみ、色めいたものがありませんでした。しかし陰影をその通りの色で描いたらどうでしょう、恐らく描く人もその絵を見る人も楽しさは半減するでしょう。陰影の中にも必ず様々な色が在ります。


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べナック・エ・カズナックの家(フランス南西部)
透明水彩が上手く描けない理由の一つとして、色を重ねすぎることが挙げられます。実物の色を追求するあまり、つい過度な重色をし 最後には斑の多い重苦しい絵になってしまいます。例え実物そっくりの色に描けたとしても、果たしてどれだけの意味があるでしょう ・ ・。


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by suisai1 | 2016-12-02 10:25 | 水彩技法・描き方 | Comments(0)

福井良佑の特別水彩画教室 2016春夏講座

私の水彩講師の仕事はカルチャーが主ですが、この「特別水彩教室」は 唯一私が主宰す講座です。 今年も3月15日(火)から7月15日(金)にかけて全8回の講座を開きます。
いつも “水彩画を楽しく描いて上達出来るような講座” を心がけていますが、興味がある方、是非ご参加ください。


福井良佑の特別水彩画教室 2016春夏講座

■期間 3月15日〜7月15日(全8回)
■会場 かながわ労働プラザ(横浜・石川町)  
■受講時間=11:00~12:10( 昼休み )12:50~15:20
      3時間40分授業    
■定員=20名(1講座につき)
■受講料  3700円(1講座につき)
■お申し込み方法   私のホームページ
「特別水彩画教室」 ご案内ページ
からどうぞ
(1講座からでもお申し込みいただけます)


【カリキュラム】
3/15 火   影を美しく描く
( 影を上手に描けば、その絵は成功する)  第7会議室

3/31 木   しだれ桜・塩を使って描く   
     (塩を使い、桜の質感を表現)  第5会議室

4/13 水   最短のプロセスで描く   
    (最初ににじみで下地をつくる) 第5会議室

5/6 金   藤の花を優雅に描く   
    (日本古来の花に趣を感じながら) 第5会議室

6/3 金   絵になる街角を描く   
    (お洒落な街角のワン・シーン) 第4会議室

6/14 火   透明水彩ならではの表現をする
   (水彩の表情を心から愉しむ) 第5会議室

6/28 火   爽やかな竹林を描く   
    (マスキング液を工夫して使う) 第7会議室

7/15 金   きれいな樹木の描き方  
    (複雑な樹木をどう描けばよいか)   第7会議室


.........................................................................
Tags: #東京 #個展・展覧会 #水彩画
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by suisai1 | 2016-03-02 22:31 | 水彩教室の日記 | Comments(0)

水彩で水あそび (陶芸茶碗を描く第2弾)

今週の水彩教室は陶芸茶碗(写真)を描いてもらっています。2年前にも教室の課題にしましたが、殆どの方が器をそのまま描写しようしていました。その結果水を生かした表情があまり出ず、成果はいま一つでした。
釉薬が溶け出し流れたような表情は言わば自然の力で生成されたものです。水彩も同様で人為的な力が入り過ぎると、水彩の面白い表情が消えてしまいます。そこで今回は次のようなポイントを伝え授業を進めました。
1 水遊びのつもりで気楽に描く(写真の通りに描こうとせず、水に任せる気持ちで)
2 様々な水彩アクションを試みる(滲ませる・塩を蒔く・ぼかす・スパッタリング・筆で色を拭き取る・など)
3 面白い表情が出来たらそこで休憩する(休まずに彩色していると、色同士が混ざり最後にはどんよりした表情になってしまう)
以上の3つです。
下の写真は教室で実演したものです。

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使った技法=画面濡らし(部分)・滲み・ぼかし・水落とし・乾燥・重色

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使った技法=画面濡らし(部分)・滲み・ぼかし・塩ふり・乾燥・重色

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使った技法=画面濡らし(部分)・滲み・ぼかし・荒塩ふり・水落とし・乾燥・重色

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使った技法=画面濡らし(部分)・滲み・ぼかし・水落とし・乾燥

水彩画を描いているといつの間にか慎重になり過ぎることがあります。大らかな気持ちを取り戻すにはとても有効だと思います。短時間で出来るので良かったらお試しください。

↓以前に描いた陶芸茶碗(第1弾)です。
http://suisai1.exblog.jp/20848692/
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by suisai1 | 2016-01-29 16:06 | 水彩技法・描き方 | Comments(0)

カブ(野菜)の描き方

今日は水彩教室で野菜のカブを描きました。
カブの球根部分(実)はそれほど難しく有りませんが、葉はかなり難しい…?? 、とにかく葉が沢山あるので途中で解らなくなってきます。
でも鉛筆デッサンは出来るだけ詳細に描いておく方が、彩色の時点で楽になります。
簡単なプロセスをご紹介しますので、よかったらご覧ください。

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完成作品

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昨日 鎌倉の市場で購入したカブ、スーパーでは殆ど見かけないピンク色をしています。教室に持って行くまでに葉がシナシナにならないように、水を浸したバケツに入れておきました。

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鉛筆デッサン
鉛筆デッサンはモチーフによって描き込む度合いが違いますが、このカブの場合は比較的細かい所まで描いた方が良さそうです。

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塗り始め  暗めの所から塗り始めました。立体感を早い時点で表現し、葉の固有な色は後で塗ることにします。

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中塗り   徐々に葉の緑も入れていきます。塗り始めもそうですが、葉の色は一定の濃さではなく、濃淡が出るように水を含ませた筆(平筆でも丸筆でも可)でボカシます。少々上手く行かなくても、その箇所に拘らず 次の箇所へ行く事がコツです。

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カブの球根部部分は、丸い輪郭の中を極薄のピンクで塗り、乾かないうちに濃いピンク(オペラ+バイオレット)を置き滲ませます。

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暗がりにもう一アクセント入れると、ぐっと存在感がでてきます。めぼしい葉に葉脈も少し描き、完成です。

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今日は大船日曜教室(ヨークカルチャー)、生徒は少なめなので、私ものんびりと描けました。


皆さんのご参考になれば幸いです。 
                      福井良佑
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by suisai1 | 2015-12-20 20:00 | 水彩技法・描き方 | Comments(2)

日本透明水彩会 はじめての本

第5回日本透明水彩会展に合わせ待望のJWSの本が出版されます。

JWS会員28名のそれぞれの作品と使用画材の他、数名の技法や手順が詳細に掲載されています。私も8ページ頂きまして掲載いたしました。 全国の書店に並ぶのは4月10日ごろですが、JWS赤レンガ展では一足早く(7日から)会場で販売いたします。

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日貿出版社「透明水彩レシピ」28人の画材と技法   
 定価 2200円、税込 2376円 

★Amazonではもう予約可能です  
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by suisai1 | 2015-03-28 20:56 | 水彩画の本・他 | Comments(1)

水彩教室の課題、無花果(いちじく)

毎年この時期になると水彩教室の題材として度々登場するのが無花果(いちじく)です。三角おにぎりのような親しみやすい形で、色は上が黄緑で下が紫がかった赤茶の美しいグラデーション、模様はほんわりとした縞縞になっていて、これほど絵心をそそる果物はありません。
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無花果の描き方
1まず無花果の輪郭を鉛筆で描きます(模様は鉛筆で描きません)。
2早速着彩です。無花果全体をたっぷりの水で溶いたカドミウムイエローで塗ります。
乾かないうちにバイオレットとバーントシェンナの混色(濃いめ)を無花果の下部にトントンと置き滲ませます。
3すかさず面相筆に2の色を少しだけ含ませ縞模様を描きます。(注意=最初に塗ったカドミウムイエローがまだ濡れていることが大切です。もし乾いてしまったらそこで作業は一旦中止し、4に進んでください。
4画面を完全に乾かし、無花果の上部に黄緑、中部をオレンジ、下部にバイオレットとライトレッドの混色を塗ります。(注意=上部、中部、下部を連続して塗り、グラデーションになるようにしてください。
5この色が乾かないうちに描き終えていなかった縞模様、斑点などを描き完成です。(注意=ここでもやはり画面の濡れ具合が肝心です。濡れすぎていれば縞模様は滲み過ぎて太くなります。やや湿っているぐらいが程よい滲み方をします)
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by suisai1 | 2014-09-08 20:07 | 水彩技法・描き方 | Comments(1)