今日は水彩教室で野菜のカブを描きました。
カブの球根部分(実)はそれほど難しく有りませんが、葉はかなり難しい…?? 、とにかく葉が沢山あるので途中で解らなくなってきます。
でも鉛筆デッサンは出来るだけ詳細に描いておく方が、彩色の時点で楽になります。
簡単なプロセスをご紹介しますので、よかったらご覧ください。
完成作品
昨日 鎌倉の市場で購入したカブ、スーパーでは殆ど見かけないピンク色をしています。教室に持って行くまでに葉がシナシナにならないように、水を浸したバケツに入れておきました。
鉛筆デッサン
鉛筆デッサンはモチーフによって描き込む度合いが違いますが、このカブの場合は比較的細かい所まで描いた方が良さそうです。
塗り始め 暗めの所から塗り始めました。立体感を早い時点で表現し、葉の固有な色は後で塗ることにします。
中塗り 徐々に葉の緑も入れていきます。塗り始めもそうですが、葉の色は一定の濃さではなく、濃淡が出るように水を含ませた筆(平筆でも丸筆でも可)でボカシます。少々上手く行かなくても、その箇所に拘らず 次の箇所へ行く事がコツです。
カブの球根部部分は、丸い輪郭の中を極薄のピンクで塗り、乾かないうちに濃いピンク(オペラ+バイオレット)を置き滲ませます。
暗がりにもう一アクセント入れると、ぐっと存在感がでてきます。めぼしい葉に葉脈も少し描き、完成です。
今日は大船日曜教室(ヨークカルチャー)、生徒は少なめなので、私ものんびりと描けました。
皆さんのご参考になれば幸いです。
福井良佑