福井良佑の水彩画 Watercolor Terrace
2023-01-13T14:36:17+09:00
suisai1
水彩画家 福井良佑がつづる水彩雑記(水彩&スケッチの描き方・楽しみ方/季節の風景・日記) リンクフリーです since11・25・2005
Excite Blog
特別講座2022年秋冬 9/16より開催します
http://suisai1.exblog.jp/32826842/
2022-09-12T14:02:00+09:00
2022-09-12T14:02:58+09:00
2022-09-12T14:02:58+09:00
suisai1
水彩教室の日記
今回は全9回です。下記のようなカリキュラムをご用意しましたので、どうぞ
お気軽のお越しください。
福井 良佑の特別水彩画教室のHP
秋冬のカリキュラム
19/16金ヨーロッパのお洒落な風景を描く 第4会議室29/27火実物と違う水彩らしい色で描く第4会議室310/11火主役を生かす構図で描く第4会議室410/24月果物のある静物を描く第4会議室511/15火憩いのティータイムを描く第11会議室611/29火背景を上手に描く第11会議室712/16金花束を美しく描く第4会議室81/10火樹木を軽やかに描く第4会議室91/26木水辺の風景を描く第11会議室
詳細は下記のページでご覧いただけます
2022秋冬講座カリキュラムとお申し込み
特別水彩画教室ホーム
第1回目9/16(金)の教材水彩画ですマカロンで有名なフランスの老舗菓子店、ラデュレ(Raduree)のキャリッジ(屋台)を描きました。作品は休日に公園に出店しているイメージで、とにかく明るい雰囲気にしたいと思いました。お部屋に飾っていただき、ハッピーな気分になってくだされば幸いです。
南仏(コートダジュール)のエズという世界遺産の街。ニースとモナコの中間に位置し、多くの観光客が訪れる岩山(海抜427m)にあるカフェです。長い坂を登ると、清々しい風が通り、そこには素敵な憩いのテラステラスがありました。
他にも作品をご用意します。
興味をお持ちの方はどうぞお立ち寄りください。
講師:福井 良
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中学生・高校生のための水彩画教室を計画中です
http://suisai1.exblog.jp/32521159/
2021-12-14T18:45:00+09:00
2022-09-22T12:36:52+09:00
2021-12-14T18:45:17+09:00
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中高生のための水彩教室
何かを始めるには若いほど良いというのが世の常です。水彩画も然りで、中学生や高校生が最も上達する年齢だと思います。そこで来年の春頃、中高生を対象とした本格的な水彩画教室を開設しようと考えています。大方の内容は次の通りです。◆開講時期 2022年3月19日
◆会場 藤沢ミナパーク(藤沢商工会館)JR藤沢駅北口から徒歩3分
◆開講曜日 第1・第3土曜日、 第2・第4日曜日、
※尚、教室の予約が取れない時は休講にします。
初回〜3ヶ月の日程は2022年1月中旬ごろ発表します。
◆授業時間 昼の部 13:15〜15:45(2時間半) 夕方の部 16:00〜18:30(2時間半)
◆受講料 高校生 1回3000円 中学生 1回2500円 ◆定員 各教室12名ほど私の理想とする講座イメージは
透明水彩の楽しさを知っていただきながら、技術の習得や絵作りの
ポイントを分かりやすく確実にお伝えすることです。
そして20歳ごろになった時にはプロ級の腕前になるような
プログラム・講座作りを目指していきたいと思います。今この記事を読まれている方の中で 絵がお好きなお子さんやお孫さんがいらしたら「水彩画を描いてみたいかどうか」是非聞いてみてください。もし「描いてみたい、習ってみたい」という際はご連絡くだされば大変有難いです。お問い合わせ
私の簡単な履歴です
1980年 東京芸術大学 工芸科卒業
1982〜84年 美術系予備校で講師を勤める
2003年 この年より横浜・湘南エリアのカルチャーセンター
で水彩画教室の講師を勤め現在に至る
2010年より水彩画の主宰教室を開始 現在に至る
著書「自宅で学べる水彩教室・水彩画リアルレッスン」
(日貿出版)
「透明水彩で楽しむスケッチ日和」(グラフィック社)
では、よろしくお願い致します。
講師 福井良佑
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オーダーメイド水彩画のホームページを作りました
http://suisai1.exblog.jp/32520166/
2021-12-13T17:59:00+09:00
2021-12-13T18:01:13+09:00
2021-12-13T17:59:34+09:00
suisai1
水彩画
オーダーメイドの水彩画をご依頼いただけるホームページを新しく開設しました。
思い出深い旅先の風景、心和む日常の風景、また知人への贈り物としての花や静物、その他新築、結婚式、入学・卒業などのお祝い等々あらゆるご要望にお応えいたします。
風景・花・静物・似顔絵・和風の絵など、どんなご要望にもお答えします。
心と丹精を込めて 制作しますお気軽にご相談ください。
福井良佑のオーダーメイド水彩画はこちら↓
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水彩の川柳をつくりました
http://suisai1.exblog.jp/32379210/
2021-07-30T18:23:00+09:00
2023-01-13T14:36:17+09:00
2021-07-30T18:23:14+09:00
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水彩画
「雨上がりの朝」
透明水彩に関する極意や注意点を川柳にしてみました。字余りの句もありますので、どうぞ悪しからず。New のマークがついている句は1ヶ月以内に発表したものです。
筆選び 形 弾力 水含み
値段でない 描き手が決める 筆の価値平筆の 使い勝手に 感心す 水彩紙 思いの他に デリケート
水彩紙 紙の数だけ 個性ありNew 紙選び 重色するなら コットン紙
New 重色が 出来ない紙は 木材パルプ
修正が できる紙は 重色できず 水彩画 塗らないことの 大切さ
水の性 知れば知るほど 奥深し実物と 水彩色は 違うもの
デッサンの アタリは薄く あっさりとデッサンは 絵の一部と 理解するデッサンの 線の強弱 生命線そっくりの 線を描くより 自分の線あせらずに 急がば回れ 下絵描く塗る時に 初めて分かる 寸狂い
混色に 知っておくべき 色相環簡単に 補色を混ぜて 渋い色 色により 違いがありき 透明度
塗った色 乾いた薄さに 驚愕し
ムラのない 綺麗な塗りは たっぷりと恐々(こわごわ)と 塗ると必ず ムラになる 手を入れて 直ぐまた入れる 恐ろしさ 重ね過ぎ いつしか消えゆく 透明感重色の 回数減らし スッキリと
塗る前に イメージすれば 迷いなく
待つことは キレイに仕上げる 極意なり濡れ具合 気にかけながら 滲ませる柔らかな 風合い楽しむ 滲みかな筆を寝せ そっと撫でるが ボカシかなぼかす筆 含める水は 少なめにぼかす水 量が多いは 水ムラに ぼかすには アクリル筆が 向いているスムーズに ぼかし出来たら いと楽し
水加減 絶えず変えるが 上級者 New 最大限 水の力を 利用して バックラン 水がくれた 贈り物
遠近感 遠くは薄く やや青に どこからの 光か分かり 陰影(かげ)描ける 目を細め 全体像を 把握する立体感 重視するなら グリザイユグリザイユ 豊富なグレーで 楽しんで固有色 囚われ過ぎは 不自然に 技よりも もっと大切 観察眼自分の目 錯覚すると 自覚する見逃すな 微弱なトーンが カギになる 物の色 暗くなるほど 青になる 写真見て 鵜呑みするは 危険なり 筆圧と 速さを変える 筆さばき
風景は まずは切り取る 作業から構図とは 主役を生かす 設計図 技よりも 心豊かに 望むべし失敗を 発見と考える 心持ち失敗を 覚悟で進む 勇気かな丁寧に 描く人いずれ 上手くなる丁寧に 時に大胆 極意なり楽しんで 描いた水彩 魅力あり実物に そっくり描くは ほどほどに
様々な ルートがありき 手順かな描き始め どこから描くかは 人次第
終盤は 塗り込めないで アクセント仕上げには 早る気持ちを 抑え込み 生涯の 伴侶たりえる 水絵かな何気ない 風景も 一期の出会い努力して 結果が出ずも 次回の絵
モチーフ編 花々を そのまま描かず 構成す 花の葉は 数を減らして レイアウト細々(こまごま)と 木の葉に捕らわる 難しさ 木の陰は 遠くで見るが 道理なり
現在の川柳の数は 70句 です(2023年1月13日現在) 随時追加していきますので、時々ご覧になってください。
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水彩通信講座「水彩の極意と裏ワザ」6/30配信
http://suisai1.exblog.jp/32327698/
2021-06-20T22:42:00+09:00
2021-06-20T23:00:33+09:00
2021-06-20T22:42:54+09:00
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水彩 通信講座
素早く斑模様をつくるには 糸杉です。講座ではこの複雑な表情をとても簡単につくる方法を紹介しています。この先をご覧いただくには、すみませんが受講料が必要ですが、ヒントを少し・・「彩色面にあるものを蒔きます」塩ではありません。
素早くドット(斑点)をつくるには
龍安寺の石です。石の表面に細かい点々が見えますね。筆で描いたら大変ですが、あるものを使うとあっという間に出来上がります。何を使うか・・、ヒントはブツブツしたものを使います。どなたの家にもある物です。
その他の裏ワザこの11番講座では裏ワザをいくつも掲載していますが、以下4つをご紹介します。
ウォッシュの腕を上げるには
ウォッシュをご存知の方は多いと思いますが、たっぷりの水で溶いた色をキレイに且つ均等に塗る技法です。この技法を手短かに上達させる方法を紹介しています。
小さな塗り残しをつくるには
葉の虫が食った小さな穴、樹木の葉の隙間やなど、小さな塗り残しを沢山したい時に、大抵の方はマスキング液を使いますね。私はその作業が面倒なので、ある方法で塗り残します。
細くシャープな線を描くには
面相筆などの極細の筆を使って線を描いても、太くなってしまうことがあります。ちょっと工夫をするだけで、細くシャープな線が誰でも描けるようになります。
ガッシュで自然なハイライトにするには
制作の最後にガッシュの白を使ってハイライトをつくる作業は多くの方が試みていると思います。でも白を塗っても何となく違和感があると思いませんか。それは白いガッシュの色自体に問題があるからです。これは答えを言わなくても分かる方はいると思います。
以上11番講座の裏ワザのページの一部をご紹介しました。
興味のある方は私の通信講座を覗いてみてください。
透明水彩 通信教育福井良佑の自宅で学べる水彩レッスン講座
全11講座1番〜10番講座 各3500円配信済み
11番講座「透明水彩の極意と裏ワザ」3800円6月30日 配信3ページ構成 画像数=161
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春・一期一会
http://suisai1.exblog.jp/32129766/
2021-02-02T17:33:00+09:00
2021-02-04T14:50:40+09:00
2021-02-02T17:33:19+09:00
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水彩画
道端に咲いていた花を、ただ通り過ぎるだけで終わるのか心に響くものにするかは自分次第、どんな小さな出会いも大切に日々暮らしたいものです。
春の兆し・訪れに 喜びと希望を感じながら描いたここ数年の水彩画です
皆さんの心に響くものが少しでもあれば幸いです。
「麗らかな日」
「花匂ふ」鎌倉・瑞泉寺
「立春の日に」
「春告げ」
「爛」鎌倉・鎌倉山
「のどけき日」
「花々・光の朝」
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水彩教室「花々を描く」
http://suisai1.exblog.jp/31783011/
2020-10-16T20:57:00+09:00
2020-10-17T19:57:19+09:00
2020-10-16T20:57:43+09:00
suisai1
水彩技法・描き方
教室に沢山の花を配置して、花の写真を撮ったり、デッサンのコツやポイントをお話しまいた。
花のデッサンの主な注意点は、①線を濃く描かないこと、②同じ箇所に何本も線を描き入れないで1本の線で描くこと、③花瓶にある花を全部描こうとしないで、画面上で構成するように描く、以上の3点です。
鉛筆の線は水に溶けることをご存知でしょうか。線が濃かったり、多かったりすると、彩色をした時に水に溶け、グレーにくすみます。折角明るくキレイな色を塗っても台無しです。特に淡いピンクや黄色などの明るい花は、よほど薄くデッサンをしないと目立ちます。
また、花の数や大きさなどを、その通りに描くと、大抵の場合は画面にキレイに収まりません。まずは主役となる花を決め、それを中心に構成する気持で描いていきます。主役となる花が小さかったら少し大きめに描いたり、画面からはみ出すような花があったら、思い切って省いたり、或いは移動させたりする等の細やかな作業が必要です。
などと解説しながら、デッサンを開始、3時間半余の授業時間はあっと言う間に終了しました。
以下教室の様子と、私が描いたデッサンです。ダリア、小菊、ケイトウなど
この季節ならではのモチーフ。アジサイ、ハス、ほおずき等のドライにおもちゃカボチャ。
ハスかアジサイが主役?
ベコニア
薔薇は今が旬、吾亦紅で秋の雰囲気に。
花々。下の絵は私の参考作品。
ダリアは明るいオレンジ、小菊は白、ということで、薄いデッサンを心がけました。
薔薇と吾亦紅を少し描いたところで時間切れとなりました。
次回の講座(10/30)では、皆さんが描いたデッサンを基に着彩していきます。]]>
魚介類の水彩画
http://suisai1.exblog.jp/31355246/
2020-09-06T13:49:00+09:00
2020-09-06T13:51:15+09:00
2020-09-06T13:49:43+09:00
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水彩画
『Seafood watercolor』
「アコウダイ」背中や胸、腹など箇所によって表情が違うので、とても絵心をそそられる。技法=滲み・塩蒔き・ぼかし/ 尾・ヒレ:点描+ぼかし
「ワタリガニ」甲羅や足に見られる明るい斑点が面白い。色は実物より鮮やかに描いてみた。技法=隣り合う色同士のにじみ・マスキング液をスパッタリング
「イカ」微妙な色の変化面白い!透き通るような質感を出すには紙の白地を生かし、決して塗り込めないように。白抜きも大事。技法=マスキング:胴体は不要になった筆にマスキング液をつけ、不定形の点を描く。/足の吸盤は和筆の柄(竹)の後にマスキング液をつけて画面に押すと丸ができる。
「鮎」アユに限らず、背中のグレーをぼかしで描くと川魚になる。アユは背中のすぐ下と尾・ヒレが黄色い。腹はブルー系。技法=背中:水加減の多いぼかし/ 背中と腹:水で濡らし色を置く。
「伊勢海老」ゴツゴツした質感を出す為に、彩色したら塩を蒔き、更にその上から色を置く。するとブツブツとした表情になる。技法=滲み・バックラン・塩蒔き・塗り残し
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透明水彩絵の具の奥深さ
http://suisai1.exblog.jp/31303311/
2020-08-01T17:57:00+09:00
2020-08-08T10:00:05+09:00
2020-08-01T17:57:36+09:00
suisai1
水彩技法・描き方
透明色・不透明色を知っていた方が絶対に特
透明水彩絵の具には透明色と不透明色があります。これを知っていると彩色の時にとても便利です。例えば1回の塗りで強い色合いを作りたい時には不透明色を使うと、その後の重色をしなくても済む場合があります。明るい作風にしたい時は透明色を多用すると良いと思います。また重色する際に下層の色を生かしたい時は透明色、下層の色をあまり見せたくない時はに不透明色、を塗るということも出来ます。その他塗る順序によっては濁りが回避できたり、発色を良くしたりと、その恩恵は数々あります。 しかしどの色が透明・不透明かを覚えるのは大変です。ホルベインの絵の具チューブには透明性記号(4種類→下図)が表示さており、購入する時、或いは使う時に確かめると良いでしょう。ホルベインの絵の具を透明度別に分けたページを作りましたので参考にしてください。→ 透明色・不透明色のリスト
福井良佑の透明水彩 通信講座 「混色と重色の使い分け」より抜粋
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「水彩紙の比較」
http://suisai1.exblog.jp/31267569/
2020-07-12T13:38:00+09:00
2020-07-14T13:25:51+09:00
2020-07-12T13:38:44+09:00
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水彩技法・描き方
①アルシュ細目②ストラスモア・インペリアル ③ウォーターフォード・ホワイト(ブロック) ④ラングトンプ・レステージ⑤モンヴァルキャンソン ⑥ホワイトアイビス ⑦アヴァロン ⑧ホワイト ワトソン(ブロック)
アルシュ細目 300g/㎡色を塗り始めると、強烈に弾かれるような感覚があります。少量の水で描こうものなら色がかすれ、門前払いされてしまいます。この紙は最初は太い筆にたっぷりの水(色)を含ませて描くべきなのでしょう。ある程度彩色が進むと、ドーザが弱くなるせいか、小筆でも容易に描くことができます。大きくゆったりと塗り始めて、徐々に小さい作業に入って行くという手順の王道を強いるように作られているのかと思いたくもなります。とにかく高貴な紙を目指して作られた紙ということは間違いなさそうです。
ウォーターフォード・ホワイト(ブロック) 300g/㎡浸水性・撥水性のバランスはパーフェクトでしょう。丈夫夫さや発色も平均以上で、特に色の定着力はアルシュに匹敵するかそれ以上ではないかと思わせるほど、重色に耐えてくれます。にじみに関してはややぼんやり気味の表情になるのでバックランやエッジの効いた表情を作りたい方には不向きかも知れません。
ウォーターフォード・ホワイト(スプリング) 300g/㎡ブロックと同じ紙と思っている方が多いようですが、性質はかなり違います。塗り始めは水が素直に浸み込んでくれない印象があります。かと思いきや暫く経つとジワジワと浸み込み始め、紙が膨らみ波打ちし始めます。定着力や発色はブロックとさほど違いがなさそうですが、意外と扱いの困る紙かも知れません。
ストラスモア・インペリアル 300g/㎡塗った色が乾くと比較的クッキリめの色面になります。バックランも奇麗にできます。大量の水を使っても波打ちもさほど無く、この紙の丈夫さが伺えます。定着力もあり、重色やにじみを何回でも施せるのは有り難いです。
アヴァロン 300g/㎡水の浸み込みと弾きのバランスが良い紙です。画面を水で濡らすといつまでも乾かないので、にじみやぼかしをゆっくりと楽しむことができます。色が乾くと多少淡くなりますが、鮮やかさはそれほど変わりません。郡を抜く紙の白さがそうさせているのでしょう。
ラングトンプ・レステージ 300g/㎡水の浸み込みはかなり強いです。色を塗っても塗っても吸い込んで行くので、和紙のようにぼんやりするのかと思いきや、乾くと色がしっかりと定着しているという不思議な紙です。この水加減に慣れしてるてくると、重色もしやすく深い色合いをつくることができます。懐の奥深ところまで水を収める印象で、高級紙の威厳を感じます。
ホワイト ワトソン(ブロック) 300g/㎡色を塗り始めるとスーッと程よい速さで紙の中に入っていく感じがします。1回目の塗りに関しては、難しいことや問題点が一切有りません。しかし2回目の塗り以降は気軽な気持で筆を運べない印象があります、というのは下層の色が剥がれるのです。重色に関しては相当柔らかい筆でそっと塗らないと、最初の美しさは保てません。しかしにじみは於いてはこの紙に勝る紙は無いぐらい美しさを発揮します。安定した色の広がりがあるので滑らかなグラデーションをつくることが出来ます。
ホワイトアイビス色を塗った瞬間に紙の中に浸み込んでいき、画面上の水分はあっと言う間に無くなります。空のような広い面積を塗る時や、大きめのぼかしをする時は多めの水分と速い作業が要求されます。その意味では上級者向きの紙と言えるでしょう。
モンヴァルキャンソン初めてこの紙を見た時、「なんて美しい紙だろう」と一目惚れしたことを思い出します。純白で目の並びも自然で、表示の300gより厚く見えるので、さぞかし丈夫で描きやすい紙だろうと想像しました。しかし描いてみたら直ぐにこの紙の難しさに気がつきました。色を塗り始めると水が紙の上に浮いている感じで、思う様に着色されません。暫く経つと紙が蒲鉾のように歪曲し始め、塗った色が流れてしまうことが度々ありました。しかし今でもこの紙への愛情は捨て切れません。道具の美しさは制作意欲をかき立てる重要な要素なので。
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「観察・物を見る目について」
http://suisai1.exblog.jp/31239872/
2020-06-21T22:07:00+09:00
2020-06-28T17:35:40+09:00
2020-06-21T22:07:13+09:00
suisai1
水彩 通信講座
水彩通信講座3番を配信します。
観察・物を見る目について
絵画に於いて物を観察するということは、
絵を描くテクニックより大切です。
いくら技術があっても観察眼が無ければ、その効力は無いに等しいかも知れません。
しかし観察眼さえあれば、少々の技術不足はカバーできますし、失敗してもその原因が何であるかが分り、納得することができます。
本日6月22日通信講座の3番「観察・物を見る目について」を配信開始します。
「形を正確に捉える力」「濃淡を正確に捉える力」「色彩を捉える力」「自然現象を理解する力」「空間を把握する力」等、観察に必要なノウハウを多数の画像や図解を盛り込みご紹介して行きます。
錯覚が観察の邪魔をする日常生活の中で私達は頻繁に錯覚に陥っています。私たちの目を欺くものとは一体どんなものなのでしょう。様々な物を例に上げ、述べて行きます。
※下の図は人は如何に錯覚する生き物か、それを自覚するためのクイズです。人は錯覚の世界で生きている人は固定観念や思い込みよって物を見ていることを先に述べました。物が見えるとは、目から入った映像の情報が脳に行き そこで複雑な情報処理が行われる、その結果一つの物として認識されることです。つまり物を見ているのは目ではなく脳ということになります。 ある研究によると、知能の高い人間だからこその現象であり、人間が周りの環境に適応するための自然で健全な脳のメカニズムということが解っているそうです。 しかし、錯覚することは紛れもない事実です。そのこと自覚し 改めて行けば観察力は自ずと向上して行きます。
閲覧の料金は3500円です。興味がある方は覗いてみてください。
透明水彩 通信教育福井良佑の自宅で学べる水彩レッスン講座
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「にじみのポイントと楽しみ方」
http://suisai1.exblog.jp/31193348/
2020-05-20T10:48:00+09:00
2020-06-30T12:27:00+09:00
2020-05-20T10:48:06+09:00
suisai1
水彩 通信講座
画面に水を引き、色を置いた瞬間にパァっと花火のように広がる時の感激は何とも言えません。
また水加減とタイミング次第では様々な表情を作ることが出来るので、
この技法をマスターすると水彩画を描く楽しさが倍増します。正に水彩の醍醐味はにじみにあると言っても過言ではありません。
※下の写真はページの一部です。
様々な画像と丁寧な解説
水彩の基本から極意まで お伝えします。
実演動画が豊富です。
水彩教室に通ったけれど描き方がよく分らない自宅から教室へ通うのが大変 おっくう、日程が合わない 好きな日・時間に学習したい、繰り返し練習をしたい 実演を動画で見たい、丁寧な解説や画像が欲しい、確実に上達したい、水彩の奥義や極意を知りたい という方はご一読ください。 また自分の描いた水彩画を添削して欲しい、アドバイスが欲しいという方にも おすすめです。
透明水彩 通信教育
福井良佑の自宅で学べる水彩レッスン
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「ぼかしのコツと極意」
http://suisai1.exblog.jp/31155571/
2020-04-24T15:24:00+09:00
2020-06-23T14:47:36+09:00
2020-04-24T15:24:07+09:00
suisai1
水彩 通信講座
透明水彩の根幹を成す技法の一つとして「ぼかし」があります。
ぼかしが上手く出来なくて、悩む受講生は非常に多く、
講師の私としましても、課題の一つです。
私の水彩通信講座の教材の第1番「ぼかしのコツと極意」
が本日配信されました。
豊富な動画と画像を盛り込み、丁寧な解説を心がけて制作しました。
「ぼかし」の基本から極意までを詳細にお伝えします。
興味をお持ちの方は一度覗いてみてください。
※下の写真はページの一部です。
透明水彩 通信教育
福井良佑の自宅で学べる水彩レッスン
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「透明水彩レシピ4」が刊行されました
http://suisai1.exblog.jp/31133576/
2020-04-09T21:51:00+09:00
2020-04-09T22:23:16+09:00
2020-04-09T21:51:05+09:00
suisai1
水彩画の本・他
Amazonでは既に予約受付中ですので、紹介ページを開いてみてください。↓
「透明水彩レシピ4〜光と影〜」日貿出版社
日本透明水彩会著 2,420円
新型コロナウィルス感染拡大の中、残念ながら「第10回日本透明水彩会展」は中止となりました。本来会場に設置・販売する予定でいました「レシピ4」は10回展を期して、精魂を込めて制作した1冊です。どうぞお買い求め頂きますよう、お願い致します。
日本透明水彩会
商品の説明内容紹介人気の水彩画家が集う日本透明水彩会(JWS)メンバーによる、『透明水彩レシピ』シリーズ第4弾。水彩画を描く上で欠かせないテーマである「光と影」。メンバー31人が風景、花、人物、動物、静物といった、それぞれが最も得意とするモチーフを描画。様々な観点から書かれた解説により紐解いていきます。そのほか、あべとしゆき、青江健二、湯川晴美、菊地和広、村上ゆたかといった豪華作家陣による描法プロセスや藤枝成人、加藤潤らによる技法コラムも必見です。著者について青江健二/青木美和/赤坂孝史/淺田ようこ/あべとしゆき/石垣 渉/加藤 潤/菊地和広/くどうさとし/小林啓子/渋谷たつお/シンディ・ソン/瀧内秀一/田崎まさのぶ/立川眞澄/徳田明子/中野瑞枝/野島朱美/畑尾洋子/春﨑幹太/春﨑陽子/平澤薫/福井良佑/藤井紀子/藤枝成人/星野木綿/松江利恵/松林淳/村上ゆたか/矢部ちひろ/湯川晴美
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水彩のビデオ動画
http://suisai1.exblog.jp/31130578/
2020-04-07T23:23:00+09:00
2020-08-01T18:37:49+09:00
2020-04-07T23:23:11+09:00
suisai1
動画・ビデオ
福井良佑の水彩画アルバム2 watercolor & relaxation time 遥かな光
9年ぶりのYouTube動画です。光とめぐる季節をテーマに、
イージーリスニングにのせながらお届けします。
世の中が不穏な毎日の中、少しでも安らぎのあるひと時をお過ごしくだされば幸いです。
◇BGM の作曲者は FLASH☆BEATさんです。ありがとうございました。
◇公式ウェブサイト「水彩画テラス」 http://suisaiga-terrace.sakura.ne.jp/
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https://www.exblog.jp/
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